INTRODUCTION

「終わらないセカイ」の物語が、今再び、目の前に現れ、身体を揺らす――。

マルチクリエイター「じん」が動画サイトに投稿した一つの動画から始まり、音楽、小説、コミック、アニメと様々なフィールドに広がって大ヒットを記録したマルチメディア作品「カゲロウプロジェクト」。ネット発の伝説的なムーブメントとして今も熱狂的なファンを持つ同作が、2011年の誕生から5周年を迎えた今、日本初の完全新作MX4D™アニメーション作品として制作されることが決定した。

「カゲロウプロジェクト」が描くのは、ある街で起きた一つの事件をきっかけに「メカクシ団」の少年少女たちが奮闘する青春群像劇。それぞれ「目」にまつわる能力を持つキャラクターたちが謎めいたストーリーを展開する。

現在公開されている関連動画再生数は1億回以上。ミュージシャンと小説家の両方の顔を併せ持つ「じん」が楽曲制作と小説の執筆の両方を手掛け、映像作家・イラストレーター「しづ」が手掛けるキャラクターデザインとビジュアルと共に「音楽×物語」による次世代のエンタテインメントの形を作り上げた。楽曲のミュージックビデオ、小説、アニメ、マンガと多層的に連なり、味わえば味わうほどその物語性が深まっていく「カゲロウプロジェクト」は、2010年代のネットカルチャーが生み出したひとつの“神話”とすら言えるだろう。

作品のタイトルは、MX4D™『カゲロウデイズ-in a day’s-』。「しづ」が初監督をつとめ、体験型のショートムービーとして2016年初冬に公開される。「カゲロウプロジェクト」の世界に没入できる同作は、アニメーションとMX4D™による臨場感が融合した全く新しい映像体験となるはず。ファンはもちろん、今まで「カゲプロ」に触れたことのない人にとっても、鮮烈なインパクトを持つものになるのは間違いないだろう。

文:柴那典

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